築25年のお住まいで使っていたキッチンリフォーム。Miele食洗機を取り入れたことによって、食器は朝昼晩と食後に洗うスタイルから、一日分をまとめて洗う生活スタイルへ変化しました。お悩みはキッチンで使う家電を置くスペースが不足していたこと。一部はリビング空間に置いているものもあり、家事動線の負担や使いづらさを実感されていました。当初はメーカーキッチンを検討されていましたが、リブランが出演したFM放送をお聞きになり、オーダーキッチンも選択肢となりショールームを見学に。「家電とともに食器も使いやすく収納できるような作り込みをしたい、Miele製品も取りれたい。」とのご要望を踏まえご提案させていただきました。
収納部分は、ご希望だった明るさのある白色。フラップ金物を取り付けて、下から上へと扉が開く吊り戸棚は、既存窓に合わせた位置に設置。キッチンの横幅に合わせることで、以前の収納スペースよりも幅が広くなりリビング側から使える部分もできました。シンク上部の手元照明は薄型タイプをご選択し、戸棚の下部に埋め込まれるよう作製しました。デッドスペースになりやすいL型のコーナー部分は、リビング収納としてキッチンに組込されています。シンク下と右手側の引き出し収納にはカトラリーや食器類を収めています。調理機器の下はガスの配管に接触しないよう位置で引き出しを左右に分割。左側は鍋やフライパン、右側はお手持ちの調味料が収まるよう横幅が大きめの引き出しにしています。
キッチンで使用する家電や食器が収納できるように作製したカップボード。収まりきらなかったキッチン周辺で使う家電が全て入るようにしたい、とのご要望に応えた設計にしています。
家電を収めるフロアキャビネットは、キッチンの天板より高めのサイズ(ワークトップ高さ98センチ)にしています。電子レンジはオープンBOXに設置し、スライド引き出し部分には蒸気の出るポットや炊飯器を置いて手前に引き出して使えるようにしました。吊戸棚は上下2段にして、使用頻度で収納するものを分けて使うご提案をしました。中央部分の背面は見た目やお手入れのしやすさを考慮して、キッチンパネルで仕上げました。